■時代を読み続ける「キウイブラザーズ」CM
“キウイブラザーズ”が登場するゼスプリ インターナショナル ジャパン『ゼスプリ キウイフルーツ』のCMが5月4日から放送され、6月前期の作品別CM好感度調査では首位のリクルート『タウンワーク』に続き、2位にランクインした。
60秒CMのみの展開で、BGMには爆弾ジョニーのボーカル・りょーめーが歌うロック調のCMソングを使用。CMはサウナスーツを着てランニングをする“バナナ先輩”にキウイブラザーズが“キウイパワー”を注入するシーンに始まる。
こうした繊細なチューニングが人々に愛され続ける大きな理由ではないだろうか。今年のCMでは自分に合う健康法が見つけられないフルーツ先輩をキウイブラザーズが優しく励ますだけでなく、情報に振り回される先輩を助ける様子やパワーを注入する姿を描くなど、これまで以上に力強い表現でキウイの魅力を印象づけたようだ。
以下、ランキング上位の顔ぶれより、キャスティングで注目を集めたヒット事例を紹介していく。
■マックはジレンマを抱える会社員を描写
これまで同社は木村拓哉がビジネスパーソンを演じるCMシリーズや、 “サムライ”に扮した堺雅人が「さぁ、大人を楽しもう」などと日本の大人たちへ呼びかける『サムライマック』などのヒット作を数多く放送してきた。不透明な時代を生きる大人たちを勇気づける同社のCM展開に引き続き期待したい。
■KFCファンの賀来賢人を起用
26位には日本ケンタッキー・フライド・チキン『トクトクパック』がランクインした。「芸能界に入っていちばんの夢がケンタッキーのCMに出ること」とケンタッキー・フライド・チキン(以下、KFC)のファンであることを公言している賀来賢人を起用したCMで、賀来がKFCの創業者であるカーネル・サンダースに扮して登場する。
最終更新日:6/21(火)14:42 東洋経済オンライン