「睡眠市場」が急拡大している。コロナ禍に伴う在宅勤務で生活リズムが乱れたり、先々の不安を抱えたりして「なかなか寝付けない」と悩む人が増え、睡眠の質を高める効果をうたう飲食料品への人気が高まっている。IT技術を駆使した「スリープテック」と呼ばれるサービスも広がっている。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(19年)によると、「睡眠全体の質に満足できなかった」ことが週に3回以上ある人は、20~59歳の男女では約3割に上った。コロナ禍の影響で、睡眠を巡って悩む人は一段と増えている可能性がある。
最終更新日:6/18(土)22:16 読売新聞オンライン