米国と中国は政治的に対立しつつ、企業、地方、消費者の間で経済的な相互依存が広がる。米政府は過度の対中依存を警戒し、安全保障や人権などの重要分野では中国経済とのデカップリング(切り離し)を図る。
バイデン政権は中国との長期的対立を見据え、安全保障にかかわる最先端技術の流出防止を軸とした経済のデカップリングを進め、人権分野でのけん制も強める。それでも、かつての米ソ冷戦と異なる経済面での相互依存が続くなか、経済界は政治の論理を超え、結び付きを強めている。
最終更新日:6/3(金)12:13 読売新聞オンライン