磁気治療器の販売預託商法などで約2400億円の負債を抱え破綻した「ジャパンライフ」の巨額詐欺事件で、債務超過を隠して顧客に投資させ計約1億6600万円を詐取したとして、警視庁などの合同捜査本部は詐欺容疑で、同社の元店長ら男女13人を東京地検に書類送検した。警視庁生活経済課によると、13人は容疑を認めている。
送検容疑は平成29年8~12月、同社が債務超過と知りながら共謀して利息などを支払うと偽り、顧客20人から計約1億6600万円を詐取したなどとしている。
同社は約1万人から約2100億円を集めたとされ、元会長の山口隆祥(78)=詐欺罪で起訴=と娘で元社長、ひろみ(48)=出資法違反罪で起訴=の両被告ら幹部が立件された。同社は全国に支店を展開しており、新たに書類送検された13人は山口被告らの指示を受け、実際に勧誘などを行う立場だった。
最終更新日:12/7(月)17:56 産経新聞