政府の緊急事態宣言や飲食店への営業時間の短縮(時短)要請で大打撃を受けた外食、観光関連の消費が急回復している。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつあり、外出する人が増えているためだ。ただ、コロナ禍による消費者の行動様式の変化は根深く定着しており、以前の活況に戻るには時間がかかるとの見方が多い。
飲食店の予約サービス「テーブルチェック」によると、11月7日までの1週間の1店舗あたりの平均来店者数は、ランチとディナーでともに前週比約3割増と急増。それでも、2019年の同じ週と比べると、ランチで1割減、ディナーでは3割減だ。広報担当者は「休業や時短営業が長かったことが尾を引き、営業時間を通常に戻せない店舗が多い」と分析する。
最終更新日:11/14(日)18:48 読売新聞オンライン