消費者物価 1年半ぶりプラス

総務省が22日発表した9月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が99.8となり、前年同月比0.1%上昇した。



 原油高に伴うガソリン価格や電気代の上昇などを背景に、20年3月以来、1年半ぶりにプラスに転じた。今後もエネルギー価格が全体を押し上げる形で物価の緩やかな上昇基調が続く見通しで、家計にとって負担となりそうだ。

 ガソリン代は16.5%、灯油は20.2%それぞれ上昇した。原油高の影響が遅れて表れる電気代は4.1%上がり、値上がり幅は19年4月以来の大きさとなった。

 宿泊料は、全国で政府の観光支援策「Gо Tо トラベル」が実施されていた昨年に割安となっていた反動で、43.1%上昇した。米国などでの相場上昇を受け、牛肉や豚肉も値上がりした。原材料価格の高騰で食用油は13.8%、マーガリンは3.5%それぞれ上昇した。

 一方、携帯電話大手各社が今春以降、割安な料金プランを相次いでスタートさせたことを受け、携帯電話の通信料は44.8%の大幅な下落となった。

最終更新日:10/22(金)18:13 時事通信

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6407662

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