約30年ぶりに復刻されて今大ヒットしているのが、アサヒ生ビール「マルエフ」。1986年に発売されてからアサヒビールの低迷期を支えた“伝説のビール”です。
その後1993年に、アサヒ・スーパードライを広めるために姿を消しましたが、もう一つのビールの柱にするため、9月「マルエフ」の名で復活しました。お客さんの反応についてスーパーマーケットの社長は…。
アオイサポート 内田社長:
「発売の次の日に休売の報道がありましたので。1週間でほとんど売れてしまいました」
あまりの売れ行きで生産が追いつかなくなり、販売を一時休止に。メーカーは11月販売再開を目指していて、その後は定番商品として売り出す予定です。
また、調査を進めると、こんな復刻商品も発見。包装紙メーカーの「シモジマ」が生み出したデザインで、「ストップペイル」と呼ばれているものです。1970~80年代にかけて、文具店などで商品を入れる小袋に使われていました。
2000年代になり徐々に姿を消しましたが、去年の夏に復刻されて話題となり、ノートやレターセットなど数々の商品が販売されています。
梅田ロフトで、この柄を知らない世代のスタッフと、すごく馴染みがある世代のスタッフに話を聞いてみると…。
知らない世代のスタッフ:
「記憶では見たことは一度もないですね、色使いやイラストの雰囲気などが個性的でとてもおしゃれな商品だなと思いました」
馴染みがある世代のスタッフ:
「私達の世代は懐かしくて買う、そして若い世代は可愛いと思って支持して買う、商品としては大成功だなと思っています」
やはり、知っている世代と知らない世代両方にアピールできるのがヒットの秘密のようです。
今年6月から販売している、ストップペイル柄のトートバッグを開発したのは47歳の女性。この柄への思い入れはとても深く…。
宝島社 ムック局 佐藤さん:
「ホント見た瞬間にもう何か…沸き起こる感情がありました。一言でいうとエモい気持ちにさせる柄ですね。自分が子供の頃のキラキラした時代というか世界というか、それを人に言いたくなる感じのモノじゃないかなと」
最終更新日:10/17(日)7:08 関西テレビ