経済産業省は2022年度、省エネ法に基づく家庭用エアコンの省エネ性能の目標基準を15年ぶりに改正する方針を固めた。メーカーに対し、27年度までに現在より約3割高い省エネ性能を達成するよう義務付ける。冷暖房器具は家庭部門のエネルギー消費量の約3割を占めており、経産省は省エネ推進で脱炭素へ前進を図る。海外への高性能エアコンの売り込みにもつながると期待している。
脱炭素の推進は世界的な潮流となっている。世界の家庭用エアコン市場では現在、中国のシェア(市場占有率)が高くなっているが、国内メーカーが省エネ技術で先行すれば、海外での需要拡大につながるとの期待もある。
最終更新日:10/17(日)9:16 読売新聞オンライン