Jetstar 過去最大の206億円赤字

成田空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは2021年6月期決算を発表し、最終(当期)損益が206億3000万円の赤字となった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で旅客需要が大きく落ち込み、11年の設立以来、最大の赤字だった。



 前期は77億5700万円の赤字で、2期連続の大幅赤字となった。売上高は前期比66・8%減の159億1200万円。年間の搭乗者数は同57・8%減の182万人で、過去最高だった19年6月期の552万人と比べて3分の1の水準まで落ち込んだ。減便や路線の廃止を進めたものの、平均搭乗率は67・5%にとどまった。

 片岡優社長は「業界にとっても過去12カ月間は厳しい試練が続いた。ワクチン接種が進み、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除に伴って新規の予約を多くいただき、航空需要は緩やかに回復していく。低運賃と路線網で再び気軽な空の旅を楽しんでいただけるように取り組む」とコメントした。

 同社は感染拡大前に国内24路線と国際9路線を運航していた。現在は国内線17路線に縮小し、国際線の運休を続けている。【中村宰和】

最終更新日:10/7(木)20:32 毎日新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6406397

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