エアアジアJ 破産手続き開始

12月に事業を廃止するエアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)は11月17日、東京地方裁判所に破産手続き開始の申し立てを行った。17日夜に会見を開く。

 エアアジア・ジャパンは中部空港(セントレア)を拠点とし、国内線は札幌線と仙台線、福岡線、国際線は台北(桃園)線の計4路線を運航していた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、9月の4連休に中部-札幌線を運航後は全路線運休となり、12月5日付で事業廃止となる。

 負債総額は約217億円。新型コロナの影響で、国内の航空会社が経営破綻するのは初めて。社員は残務整理にあたる一部を除き、11月に解雇している。

 機材はエアバスA320型機が3機で、いずれもリース機。座席数は初号機(登録記号JA01DJ)と2号機(JA02DJ)が1クラス180席、3号機(JA03DJ)が1クラス186席で、全便運休前の9月に稼働した機体は3号機のみだった。エアアジア・ジャパンの撤退は、2013年10月26日の運航便を最後に運休して以来、2度目となった。当時は持株会社化前の全日本空輸(ANA/NH)との合弁会社で、今回破綻した会社とは別会社となる。

*3段落目と4段落目を追記しました。(20年11月17日 21:05 JST)

最終更新日:11/17(火)21:05 Aviation Wire

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6376780

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