NYダウ終値 最高値を更新

【ニューヨーク=小林泰明】16日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比470・63ドル高の2万9950・44ドルとなり、今年2月につけた終値での最高値(2万9551ドル)を約9か月ぶりに更新した。初の3万ドル突破が目前に迫った。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、3月下旬には1万8000ドル台まで暴落したが、そこから1万ドル以上値上がりした。今月9日には米製薬大手ファイザー、16日には米バイオ企業モデルナが新型コロナのワクチン開発の進展を示す結果を発表し、経済活動が回復軌道に乗るとの期待感が株価を押し上げている。航空機大手ボーイングが約8%高、石油大手シェブロンが約7%高、ウォルト・ディズニーも4%超上昇した。

 一方、こうした流れを受けて、17日午前の東京株式市場で日経平均株価(225種)は続伸し、一時2万6000円を突破した。取引時間中に2万6000円台をつけるのは、1991年6月以来、約29年5か月ぶり。日経平均は今月に入って3000円近く急上昇し、市場では「感染再拡大への懸念は根強く、いつ調整局面に入ってもおかしくない」(大手証券)との見方も出ている。

 午前の終値は、前日終値比6円48銭高の2万5913円41銭だった。

最終更新日:11/17(火)12:23 読売新聞オンライン

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6376723

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