大韓航空 アシアナを買収へ

【ソウル時事】韓国航空最大手の大韓航空を傘下に持つ韓進グループは16日、経営再建を進める同国2位のアシアナ航空の買収を取締役会で決めた。



 新型コロナウイルスによる航空需要の落ち込みで厳しい逆風を受ける中、政府主導で業界再編に乗り出し、国際競争力を高める狙いだ。

 大韓航空は政府系の韓国産業銀行の支援の下、来年に増資を行い、買収資金1兆8000億ウォン(約1700億円)を調達。来年中にアシアナ航空を子会社化する。

 大韓航空は旅客・貨物輸送実績で世界19位、アシアナ航空は29位。買収が実現すれば、世界トップ10に入る巨大航空会社が誕生する。両社の子会社である格安航空会社(LCC)3社の統合も進める。

 買収を主導する産業銀行の幹部は「コロナ後に備えた競争力強化が目的だ」と強調。大韓航空も「運航の合理化やコスト削減などで競争力向上が期待できる」と効果を訴えた。ただ買収実現に向けては、公正取引委員会の承認や、労働組合が受け入れるかどうかなどハードルも残されている。

最終更新日:11/16(月)20:09 時事通信

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6376687

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