東北ナンバー 海外で転売の訳

警察庁の発表によると、自動車本体の盗難認知件数は2000年以降減少しており、2010年の2万3970件から2019年は7143件と、この10年間で1/3以下にまで減少しました。
 
 クルマの部品が盗難される「部品ねらい」の認知件数も同様に減少していますが、一方で増えているのが部品ねらいに占めるナンバープレートの割合です。
 
 なぜ、ナンバープレートの盗難が増えているのでしょうか。

タイ・バンコクにも日本のナンバープレートを販売している業者がいます。Facebookで日本車パーツを売買している業者が仕入れたナンバーです。

 どこでどのように仕入れたのか聞いてみたところ、仕入先については答えてくれませんでしたが、「10年以上前に仕入れた」という回答でした。確かに2ケタナンバーの比率が高いので少し古いナンバーのようです。

 ちなみにこちらの業者は、バンコクから世界中に発送しており、送料込みで1枚40ドルから50ドル、2枚(前後)70ドルから80ドルで販売をしていました。

 大変人気が高いようで、世界各国から注文が入っており発売から数日で100枚以上が全部売り切れてしまったこともあったそうです。

「字光式」の光るナンバープレートや赤い斜め線や赤枠が入った「仮ナンバー」(自動車臨時運行許可票)はとくに人気が高く、出品したら瞬時に売り切れることもあるといいます。

 なお、仮ナンバーも本来は使用期間内(5日間)に返却しなくてはならないものですが、なぜか海外で販売されています。

 また、台湾で作られたFacebookグループには「日本車牌 日規牌照 資訊交流站」(日本のナンバープレートコレクターのための交流グループ)なるものが存在しており、トップページには100枚以上のナンバープレートの写真が掲載されています。

 なかには仮ナンバーや大使館車両が付ける「外ナンバー」そして、日本でもあまり見かけない「代(代表団)ナンバー」まであります。日本のナンバーではない、アメリカ・テキサス州、同ハワイ州、香港&マカオのナンバーまで写真に写っています。

最終更新日:11/16(月)19:24 くるまのニュース

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6376638

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