8日閉幕した東京五輪は、コロナ禍で開催を巡る世論が割れ、開幕直前には開会式を巡る不祥事が相次いでスポンサー企業は難しい対応を迫られた。開幕後は日本選手の活躍で「巣ごもり観戦」の商機や広告効果を生んだ一方、コロナ感染の急拡大で客足が鈍る企業もあり、明暗が分かれた。
一方、コロナ感染の急拡大に伴い緊急事態宣言の対象地域が広がり、別の家電量販大手では「五輪効果は薄かった」(担当者)と振り返る。飲食店の閉店時間が早まった影響で客足が減った。無観客でなければ売れそうな双眼鏡やカメラ、ハンディー扇風機などの動きが鈍かったという。
最終更新日:8/9(月)18:01 読売新聞オンライン