不公平を助長?「酒NG」の行方

緊急事態宣言の対象地域の現状は改善しているように見えますが、政府は慎重に分析し、17日にも延長の要否を判断する見通しです。並行してせめぎ合いが激しくなっているのが、「酒提供」の扱い。政府内にも「非現実的」という声がありますが、その行方は―。

有働
「政府の要請を、だんだんみんなが聞かなくなってきた今の状況をどう考えますか?」

落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)
「もし『延長する』と17日に言っても、何も変わらなそうというか、今開いている飲食店も何も変わらない対応になりそうです。お店もお客さんも、そろそろ限界状態に達していて、(緊急事態)宣言が、意思決定や行動の変容に影響を及ぼさなくなってしまったのは、すごい状態だなと思います」

有働
「宣言を解除するとして、また感染者が増えた時に、私たちは何を、どう考えれば良いでしょうか?

落合「行動抑制はもう限界で厳しそうなので、ここから先は『早くワクチン打ってください』ということを、インセンティブをつけるなどして、加速していく方にシフトしていく方が良いかなと思います」

有働
「インセンティブとは、例えば?」

落合
「例えば、宝くじをもらえるみたいなことが海外でやられていましたが、何らかのポイントが付与されるとか、プラスのインセンティブをつけるのが良いのかなと思います」

有働
「お酒を出したい、お酒を飲みたいという人たちの気持ちも、すごくよく分かるのですが、結局また(感染者が)増えると、飲食店や飲みたい自分たちの首を絞めるわけですから、とにかくどんな行動を取る時でも、感染対策はしっかりしたいですよね」

(6月15日『news zero』より)

最終更新日:6/16(水)11:04 日本テレビ系(NNN)

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6396164

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