東芝は13日、25日の定時株主総会に提案予定の取締役選任案を変更し、社外取締役2人が同日付で退任すると発表した。執行役2人も退く。昨年の株主総会をめぐり外部弁護士が「公正に運営されたものとはいえない」とする調査報告書を公表したことを踏まえた措置で、東芝は「ご指摘については真摯(しんし)に受け止めている」とコメント。真相究明を行い「責任の所在を明確化する」とした。
13日の臨時取締役会で決議した。取締役選任案の変更では、報告書で批判された監査委員会の委員長を務める社外取締役の太田順司氏と同委員の山内卓氏が退任することになり、取締役候補者は13人から11人に減少。また、総会後の取締役会で執行役に再任する予定だった豊原正恭副社長と加茂正治上席常務も退任する。
最終更新日:6/13(日)23:33 時事通信