近鉄グループホールディングスの採用担当の男性社員が、就職活動中の女性大学生に個別に連絡をとってホテルに連れ込んだ問題で、近鉄は男性社員を8日付けで懲戒解職処分としました。
近鉄によると、採用担当の男性社員は、今年1月のインターンシップに参加した女子大学生に「エントリーシートを添削してあげる」などと、無料通信アプリのLINEで繰り返し連絡したということです。
男性社員は2月、女子大学生を食事に誘った上、ホテルに連れ込むなど、不適切な行為をしていました。
近鉄では、採用担当者が就職活動中の学生と個別に連絡をとったり会ったりすることを禁止していて、男性社員は「採用活動の中で好意を持った」と話し、不適切な行為を認めたということです。
近鉄は、この男性社員について、8日付けで懲戒解職処分(懲戒解雇)としました。
処分の理由について、近鉄は「会社のルールに違反し、就職活動中の学生を傷つけた上、当社グループの企業イメージを著しく阻害したため」としています。
近鉄では、この問題を受け、自社の就職活動でハラスメントなどを受けた際の相談窓口を、社内と社外に新たに設けることにしています。
最終更新日:6/9(水)23:21 関西テレビ