「いいクルマはドアの閉まる音が違う」
高級車や輸入車をして、このように言われることがあります。重厚感のある、ドスンッと閉まるようなドアに対し、日本の大衆車、特に昔の軽自動車などは特に、バタンッという重くない、乾いた感じの音がするものもありました。
「『国産車と比べてドアの音が違うでしょう』というのが、日本車と違う価値をお客様に与えるひとつのセールストークでしたね。特に男心はくすぐります」
こう話すのはフォルクスワーゲンの元セールスマン。国産車と比べて重めのドアは、ドイツ車全体における特徴のひとつだといいます。
ただ、国産車のドアが閉まる音も、昔と比べて「すごく良くなっている」とのこと。「クルマがグローバル化しているから、質も上がっているのでしょうか」といいますが、国内向けである軽自動車も、ドアの閉まる音を追求しています。
たとえばホンダ「N-BOX」。同社はドアの閉まる音まで「上質感を追求した」とし、軽自動車でも「ドアの音はお客様の満足度にかかわるポイントのひとつ」と話していました。
ただし、ドアは「重ければいい音がする」というわけでもないようです。
最終更新日:6/5(土)16:11 乗りものニュース