上場企業の経営に関するルールをまとめた「企業統治指針(コーポレートガバナンス・コード)」が6月にも変わると聞いたわ。私にも何か関係してくるのかしら。
金融庁と東京証券取引所が予定するコーポレートガバナンス・コードの改定のポイントについて、茂木絵麻さんと川口奈保子さんが渋谷高弘編集委員に聞いた。
ガバナンス・コードの策定から4年あまり、19年の段階で、東証1部上場会社のうちほぼ指針を守っている企業は約9割になりました。英国のロンドン証券取引所プレミアム市場の上場会社が15年以上かけて達成した水準です。
社外取締役らがトップを選ぶ「指名委員会」や、トップらの報酬を決める「報酬委員会」の設置も進みました。
上場企業がコードを守る背景には、投資家から問題がある会社だと見られないようにする意味もあります。日本の上場企業への投資はいまや海外投資家を抜きに語ることはできません。海外から資金調達するためにも、コードへの配慮が重要といえますね。
最終更新日:6/1(火)7:47 NIKKEI STYLE