経営再建中のオンキヨーホームエンターテイメントは26日、主力の家庭向けAV(音響・映像)事業をシャープと米音響機器メーカーのヴォックス社に売却することで合意したと発表した。売却額は33億円。祖業を切り離して財務状況を改善し、立て直しを急ぐ。
売却後もブランド名は維持され、AV機器の生産をシャープが、販売をヴォックス社が担う。シャープとオンキヨーが共同出資するマレーシアの工場は、シャープにオンキヨーの所有株式を譲渡する。シャープは買収によってAVの商品群を拡充し、新たな販売ルートも確保する。
最終更新日:5/26(水)20:28 共同通信