[東京 25日 ロイター] - ファーストリテイリング傘下のユニクロは25日、同社のシャツが中国の新疆ウイグル自治区産の綿製品に対する禁輸命令に違反した可能性があるとして、米国が輸入を差し止めた問題で「製品の生産過程で強制労働が確認された事実はない」とするコメントを発表した。
ユニクロによると、今回の輸入差し止めの対象は中国以外で生産された綿を中国の工場で縫製した一部の綿製シャツ製品。
ユニクロはあくまで差し止めの措置で「押収対象とはなっていない」とし、製品原材料の原産地証明書類や、製品の紡績から縫製までの生産工程の情報などを提示して、サプライチェーンで強制労働の事実はないと説明してきたと反論した。
米税関は「原材料の原産地に関する書類については認めている」といい、同じ生産工程で製造された製品の輸入が認められた例もあるものの、今回は説明が認められなかったという。
最終更新日:5/25(火)14:01 ロイター