賃貸住宅大手レオパレス21の経営再建の見通しが立たない。2022年3月期の最終利益予想は56億円の赤字(前期は236億円の赤字)と、4期連続の最終赤字を見込む。18年に発覚した施工不良問題を機に赤字体質になり、3月末には自己資本が84億円のマイナスと債務超過の状態となった。米投資ファンドの支援をテコに再生を図るが、難航している。
債務超過とは、借入金や社債などの「負債」が、不動産や機械などの「資産」を上回った状態を指す。会社が全資産を売却しても負債を返せない状態で、危機的な経営状況とみなされる。
最終更新日:5/21(金)17:10 読売新聞オンライン