トレーニングジム大手のRIZAP(ライザップ)グループの瀬戸健社長は、今年度中にデジタル人材を100人規模で採用し、100億円以上を投資してデジタル化を進めていく方針を明らかにした。レッスン動画を自社制作できる態勢づくりなどを進め、サービス内容の向上や収益の底上げにつなげていくという。
朝日新聞のオンライン取材に答えた。たとえばジムの優良トレーナーの指導内容を数値化したり、マニュアル化したりした上で、全国のトレーナーがパソコンやスマホなどでノウハウを共有・活用しやすくする。
また、顧客データをグループ全体で一元管理・活用して、ニーズの掘り起こしや収益化につなげる。たとえば結婚式を控えた人なら、着たい服に合わせたダイエットに加えて、補整下着や結婚式場の提案にもつなげられないかなどを模索する。
レッスン用の動画づくりも、外部委託せずに自社で対応できる態勢を整える。瀬戸社長は「抜本的な改革にする」と意気込む。
最終更新日:5/20(木)20:04 朝日新聞デジタル