あずきバー なぜあんなに硬い

中華まん、あずきバーなどで知られる井村屋グループが、主力商品の「あずきバー」シリーズの売上本数が昨年度は2億9200万本を記録し、過去最高となったと発表した。



2021年3月期決算では、あずきバーの売上が好調のほか、健康志向が高まる中で小豆の健康性も注目され「ようかん類」「おしるこ」「ぜんざい」が伸長。冷凍食品の需要増加により「冷凍パックまん」や「冷凍和菓子」も好評だった。

なお「あずきバー」シリーズでは、固くて有名な「あずきバー」のほか、有機原料を使った「オーガニックあずきバー」やミルクアイスとあんが楽しめる「ミルク金時バー」、抹茶アイスとあんが楽しめる「宇治金時バー」を展開している。

一方で、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響で、コンビニエンスストアでの「肉まん・あんまん」やスイーツ各店舗における販売は、影響を受けて売上が減少したという。

昨年はコロナ禍ということもあり、外出自粛による“巣ごもり需要”が増えたとは思う。あずきバーもこの影響を受け、過去最高の売上本数となったのだろうか?それとも、別の理由があるのだろうか?
井村屋株式会社・あずきバーブランド担当の守政里美さんに話を聞いてみた。

ーーなぜあずきバーがこんなにも売れたのだと思う?

いくつかの要因があると考えています。
(1)緊急事態宣言などによる政府からの外出自粛依頼により、生活・仕事の様式が大きく変化した結果、自宅で家族みんなと食べられるファミリータイプに人気が集中し、その中にBOXあずきバーも含まれたこと。※自宅にいることが増えて、アイスの喫食タイミングが増加している。

(2)外出自粛により、短時間で買い物を済ませることが増えたため、失敗のない有名ブランドの安定感・安心感による指名買い。

(3)2020年度テレビ番組等であずきの健康性などが取り上げられたことで、コロナ禍での健康志向によるあずきのイメージ向上。

ーーあずきバーの売上アップのために行った活動などはあるの?

2020年度においては、コロナ禍だからという特別な施策は実施しておりません。前年までから引き続き、ファミリー層や若年層への認知拡大を狙ったWeb漫画「あずさんは、ガードが固い」などの企画を夏に展開したことで、40代以下の方にもご購入いただけました。結果として、その後もリピート購買いただけたことも売上伸長の要因の一つだと考えております。

ーー過去最高を記録したことに対して、どのように思う?

おかげさまで2億9200万本もの出荷を達成いたしました。これはもちろん多くのお客様にご愛顧いただけたからこそ、達成できた記録でございます。コロナ禍で生活に制限が増え、自由が減っている時勢ではございますが、お客様の元へ「おいしいの笑顔」をお届けする商品としてお手に取っていただけているのでしたら、これ以上の幸いはございません。

本年も引き続き営業活動に邁進し、3億本分の「おいしいの笑顔」をお届けできるよう、活動を進めてまいります。今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

最終更新日:5/20(木)15:12 FNNプライムオンライン

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6393826

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