新型コロナウイルスのワクチンの接種に向けて、企業が従業員のために「ワクチン休暇」を設ける動きが出ている。働く人が接種を受けやすい環境を作ることで、接種が迅速に進むことが期待されている。一方で、様々な事情から接種を受けない人たちが不当な扱いを受けないような配慮も求められる。(杉浦まり)
厚生労働省研究班が医療従事者を対象に実施している健康調査の中間報告によると、接種翌日に痛みや倦怠(けんたい)感などの症状が出た人は多い。2度目の接種を受けた約1万7000人の6%が、接種後に「勤務を休んだ」と報告したという。
最終更新日:4/29(木)23:19 読売新聞オンライン