ビッグサイト無観客 主催者困惑

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い4都府県に緊急事態宣言の発令が決まったことを受け、首都圏の百貨店やテーマパーク、イベント施設などは24日、臨時休業や営業自粛に関する情報を相次いで発表した。



 百貨店の三越伊勢丹ホールディングスは東京都内の三越、伊勢丹4店舗について施設内の飲食店、食料・化粧品売り場を除き25日から休業する。日本橋三越本店(中央区)の担当者は「期間は未定で、感染状況によって判断する。耐えるしかない」と話した。

 東武百貨店は池袋本店について、25日から食品フロアを除き休業する。同社は「対策をこれまで以上に徹底し、お客様と従業員の感染リスク低減に努める」としている。

 「よみうりランド」(東京都稲城市、川崎市)は、遊園地とフラワーパーク「HANA・BIYORI」を25日から5月11日まで臨時休園する。購入済みの前売りチケットについては払い戻しなどに応じるとし、詳しい対応はホームページで公表する。

 東京ディズニーランド(千葉県浦安市)と東京ディズニーシー(同)を運営するオリエンタルランドは、千葉県から新たに示される要請内容を踏まえて対応を検討するとしている。

 一般社団法人日本ホビー協会は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で27~29日に開催予定だった「日本ホビーショー」を中止にした。協会によると、手芸道具や作品を買えるほか、ものづくり体験もできるイベントで例年10万人以上が訪れる。23日夜に施設側から「無観客イベントしか開催できない」と突然伝えられたという。

 協会の担当者は「作品の作り方やアイデアを教えて、実際に作品を作ってもらうのが魅力のイベント。オンラインでの開催は難しかった。まさか直前で補償もない中で決断することになるとは」と困惑を隠さなかった。【竹内麻子、遠藤大志、岩崎歩】

最終更新日:4/24(土)14:59 毎日新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6391533

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