あきんどスシローは4月12日、日本国内の「スシロー」全586店舗を5月11~12日の2日間、一斉休業すると発表した。
同社は社員や従業員が働きやすい環境づくりを推進するため、2019年2月に初めてほぼ全店で一斉休業を実施した(それ以前、スシローでは特に店舗の定休日を設定していなかった)。店舗が休みになることで、従業員からは「店舗で働く仲間と一緒にイベントで楽しめた」「他店舗のスタッフと交流できた」といった声が出ていたという。
20年には全店で一斉休業を実施。21年も同様の対応を行うことにした。
一斉休業日をこの時期に設定したのは、ゴールデンウイークや母の日といった大型イベントと、5月末以降に実施する創業祭の間に位置し、繁忙期ではないため。広報担当者は「コロナなどの影響で1年間いろいろあった。家族とゆっくりと過ごしてもらいたい」とコメントした。
コロナ禍で多くの外食チェーンが苦戦する一方、回転寿司業界は比較的好調な業績を維持している。今回の休業は、感染対策に注意しながら働いてきた従業員に報いることにつながりそうだ。
最終更新日:4/12(月)17:52 ITmedia ビジネスオンライン