コロナ破たん 4月早くも60件

4月9日は16時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1000万円以上)が6件判明、全国で累計1257件(倒産1178件、弁護士一任・準備中79件)となった。
 月別では2020年9月以降、11月まで3カ月連続で100件超え。12月、1月は2カ月連続で100件を下回ったが90件台と高い水準で推移した。2月は月別最多の122件に達したが、3月はこれを上回る139件と、月間最多件数を更新。4月も9日までに前月を上回るペースの60件が判明した。
 なお、倒産集計の対象外となる負債1000万円未満の小規模倒産は累計59件判明。この結果、負債1000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計1316件となった。
 負債1000万円未満を含むコロナ関連破たんは2021年2月2日に累計1000件目が判明。その後も4月6日に早くも1300件を超え、発生ペースが加速している。
 感染者数の再拡大が懸念されるなか、政府は東京都などにも「まん延防止等重点措置」を適用する方針を固めた。飲食店への時短営業要請が継続し、事業回復の見通しに不透明感が漂う。休業していた企業の債務整理が進んでいるほか、感染の再拡大による息切れやあきらめ型の増加で、コロナ関連破たんはさらに増勢が強まる可能性が高まっている。

最終更新日:4/9(金)18:03 東京商工リサーチ

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6390212

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