松屋 コロナで14年ぶり赤字へ

牛丼チェーン「松屋」などを展開する(株)松屋フーズホールディングス(TSR企業コード:291777406、東京都武蔵野市、東証1部)は11月4日、これまで未定としていた2021年3月期通期(連結)の決算見通しを、26億円の赤字になりそうだと発表した。当期純利益の赤字転落は2007年3月期以来、14年ぶり。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、既存店の客数が4-9月で20.4%落ち込み、売上減少が響いた。

 2021年3月期通期(連結)の業績予想は、売上高950億円(前期比10.8%減)、営業利益22億円の赤字(前期は50億7900万円の黒字)、当期純利益26億円の赤字(同26億429万円の黒字)を見込んでいる。

 同日発表した2020年4-9月の業績は、売上高449億3100万円(前年同期比13.7%減)、営業利益24億5500万円の赤字(前年同期31億6100万円の黒字)、当期純利益25億3100万円の赤字(同18億9300万円の黒字)だった。

 松屋フーズでは「新しい生活様式への対応として、弁当販促強化および弁当宅配事業を拡大中。また、衛生面の強化に加え、券売機を使わずキャッシュレス決済が可能なモバイルオーダーサービスを『松屋』・『松のや』ほぼ全店に導入」するなど巻き返しを図っている。

最終更新日:11/4(水)15:22 東京商工リサーチ

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6375552

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