ホンダは10日、2021年春闘で労働組合が要求していた年間一時金(ボーナス)5.3カ月分に満額回答したと発表した。17日に予定している大手企業の集中回答日の1週間前で、異例の早期妥結となる。「将来に向け労使でスピード感を持って改革に取り組んでいくため」としている。労組は基本給を底上げするベースアップ(ベア)を要求していなかった。
労組は「職場の意欲向上につながる回答だ」とコメントしている。労組は新型コロナウイルス感染拡大や、電動化など次世代技術への対応で事業環境が厳しさを増しているとして、8年ぶりにベア要求を見送っていた。
最終更新日:3/11(木)8:24 共同通信