ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは4月1日、価格を改定を行い、店内飲食・テイクアウトの価格を統一する。3月10日に発表した。
2021年4月からの総額表示(税込価格表示)義務化に伴い実施するもの。店舗メニュ―などの表記は税込価格に統一。1円単位の支払いをなくすことで、利便性向上も図る。
新価格では看板商品「モスバーガー」などの一部商品を値上げ。「モスバーガー」は現行価格イートイン税込377円・テイクアウト税込370円に対し、ともに税込390円の新価格とする。
モスフードサービスの説明によると、これまで価格の維持に取り組んできたが、コロナ禍の影響を受けコスト増加に直面。商品とサービスの品質維持のため、メニュー価格を変更するという。管理コストや原材料の調達、物流などのさまざまな過程で、できる限りの効率化を進めてきたが、内部努力による吸収のみではまかないきれない状況となった。
一方、「モスチキン」などの一部商品では現行の税込テイクアウト価格を維持し、イートイン価格を値下げ。「モスチキン」の現行価格はイートイン税込275円・テイクアウト税込270円、新価格は税込270円。
最終更新日:3/10(水)18:06 食品産業新聞社ニュースWEB