みずほ銀障害 被害拡大はなぜ

2月28日に起きたみずほ銀行の大規模なATM障害。通帳やキャッシュカードが取り込まれたまま返却されないという事態が相次いだ。停止したATMは4318台と、みずほが保有する5891台のうち7割超に及んだ。



 さらに問題なのは、大規模障害が収束して以降、小さな障害が続いていることだ。3月3日に一部のATMが停止、3月7日にはATMやネットバンキングで定期預金の預け入れができなくなる障害が発生した。

 これらの原因は大規模障害とは異なるとされているものの、わずか1週間強のうちに繰り返される障害に、顧客の不安は募っている。「今後も障害が発生するのではないかと考え、メインの口座を別の銀行に移すことにした」(20代男性)という声も聞こえてくる。

この不安を払拭するために約20年をかけて開発、導入されたのが現在の勘定系システムだった。だが、今回の大規模障害で新システムの信頼にも傷がついた。3月1日の記者会見で、みずほの藤原弘治頭取は、「過去の教訓を活かしてシステムを構築したが、運用上の問題がまだ残っている」と釈明した。

 大規模障害は収束したものの、大きく2つの疑問が残されている。1つ目はなぜここまで被害が拡大したかだ。一般的に、「問題の起きた部分はほかのシステムから切り離し、被害の拡大を防ぐ」(システム関係者)からだ。

最終更新日:3/10(水)12:07 東洋経済オンライン

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6387300

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