沖縄初の観光ホテルとして愛されてきた老舗の「沖縄ホテル」(那覇市、宮里公宜支配人)が、4月2日から当面の間休館すると発表した。休館は夏ごろまで続く見通し。新型コロナウイルスの拡大が影響し観光客が減ったことで、売り上げが前年から85%近く減少しているという。約30人の従業員の雇用は維持し、観光関係の別企業などへ出向させる。
4月2日のチェックアウト後、全館休業する。4月以降の予約に対しては、別のホテルを案内するという。
修学旅行や、中学や高校のスポーツ合宿などに多く利用されていたが、団体の利用が大きく落ち込み、休業を決めた。同ホテルは2020年4月の最初の緊急事態宣言の際にも、1カ月半ほど休業していた。
宮里一郎会長は「一度休業して様子を見る。『Go To トラベル』の停止で、関東圏からの観光客が来ない影響は大きい」と話した。
最終更新日:3/6(土)14:16 沖縄タイムス