5日午前の東京株式市場の日経平均株価は大幅続落した。下げ幅は前日終値比で一時600円を超え、約1カ月ぶりの安値水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が最近の長期金利上昇を容認したとの見方から、前日に下がった米株価を嫌気した。午前11時現在は568円47銭安の2万8361円64銭。
4日のニューヨーク市場のダウ工業株30種平均は3日続落となり、前日比345・95ドル安の3万924・14ドルで取引を終えた。パウエル氏の発言で米長期金利は上昇し、日米金利差拡大を背景に円を売ってドルを買う取引が先行。5日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半で推移した。【山口敦雄】
最終更新日:3/5(金)12:25 毎日新聞