日医工に32日間の停止命令

ジェネリック医薬品(後発薬)製造大手の「日医工」(富山市総曲輪)が製品の自主回収を繰り返した問題で、県は3日、製造や品質管理に問題があり、医薬品医薬機器法に違反したとして、同社に業務停止命令を出した。違法な処理は2009年から10年以上行われていた。対象と期間は、富山第1工場(滑川市)での製造業務が5日から32日間、同社の製造販売業務は同日から24日間。

 県によると、違反は20年2月19~21日、医薬品の外部機関との富山第1工場への抜き打ち調査で発覚。出荷前の試験では、「不適合」だった錠剤を捨てずに再加工して試験をパスするなど、国が承認していない手順を経て「適合品」として販売した。薬の品質が長期的に変わらないかを調べる安定性試験では、不適合品の自主回収を検討しなかった。こうした事案は役員に報告していなかったという。

 また製造管理を監督する立場の同社は、違法な処理をした工場への指導や調査を怠っていた。

最終更新日:3/4(木)0:16 北日本新聞

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6386682

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