欧州中央銀行(ECB)は6日の理事会で、主要政策金利を0.25%幅引き下げると決めた。同金利の引き下げは8年3カ月ぶり。ロシアのウクライナ侵攻後に加速したインフレが、これまでの利上げの効果などで落ち着いてきたことから、政策転換に踏み切る。
カナダの中央銀行も5日、政策金利を4年3カ月ぶりに引き下げると発表した。今後も欧米の先進国で利下げの動きが続く可能性がある。
ECBは主要政策金利を4.25%に、民間銀行がECBにお金を預ける際の金利は3.75%に、それぞれ0.25%幅引き下げる。預金金利引き下げは4年9カ月ぶり。
最終更新日:6/6(木)21:42 朝日新聞デジタル