1967年にイトーヨーカ堂がプライベートブランド第1号として立ち上げた衣料品のブランド「ヨーク」。そのイトーヨーカ堂が22日、新たなブランドを発表しました。それが「ヨーク・デリ」です。今回のヨークは”総菜”。経営の立て直しが必要な今、なぜ総菜を刷新するのでしょうか。
熱々の油で作られる揚げ物に新鮮な寿司。イトーヨーカ堂が新たに立ち上げた総菜の新ブランド「ヨーク・デリ」の売り場です。一見するとこれまでと同じように見えますが、どう変わったのでしょうか?
「今回はご飯を注力して作っているので、ある種ご飯がメイン」(「イトーヨーカ堂」伊藤弘雅商品本部長)
イチオシはお弁当などに使うお米。複数の種類を混ぜたブレンド米ですが、京都の老舗米店「八代目儀兵衛」がその配合を監修しました。
「従来出していたお米と今回新しく取り入れるお米で食べ比べてみます。全然違いますね。新しい方は甘くて弾力があり、しっかりとした粒感があります」(白井亨佳記者)
寿司も酢飯に使う酢を刷新。5種類の酢を配合し、ネタの旨みが引き立つよう再構築しました。また卵焼き専用の調理マシンも導入し、1本作るのに3分かかっていた調理時間が2本で2分30秒となり、作業効率がアップしました。
このように、素材や作り方を見直すことで値段を据え置きにしながら、総菜の質の向上に努めました。
最終更新日:5/24(金)12:43 テレ東BIZ