次々ヒット おばあちゃんビジネス

■ヒット商品を生み出すおばあちゃん

「ばあちゃん新聞」に「ユーチュー婆」「ばあちゃん運営の食堂」…”ばあちゃん”をキャッチコピーに次々とヒットを飛ばすベンチャー企業がある。福岡県の南東部に位置するうきは市の、のどかな山村を拠点とする「うきはの宝」だ。事務所兼厨房として使っているのは、少子化で閉園した保育園の園舎。朝9時になると、75歳以上のおばあちゃんたちが次々と出勤してくる。タイムカードを押して取りかかるのは干し芋作りの作業だ。



國武トキエさん(77)「こうやっておしゃべりしながらするから楽しいです」

内藤ミヤ子さん(88)「家でじっとしとったら体も動かさんで筋肉は衰えるでしょ?ここに来たら、いろいろ教わることもいっぱいあります」

笑顔で手を動かすおばあちゃんたち、ボランティアではなく、きちんと報酬を得て働く「うきはの宝」の従業員だ。週に3日程度の勤務で、時給941円~。経験や仕事の内容に応じて異なる。

おばあちゃんの知恵が詰まった干し芋は、60日間熟成させた自慢の逸品。今年「ふくおか6次化商品セレクション」で最高位の福岡県知事賞も受賞し、4か月で500万円を売り上げるヒット商品となった。甘くてジューシーなのが特徴だ。

■プロデュースするのは地元出身の43歳

厨房でおばあちゃんたちと一緒に働くのは「うきはの宝」の社長大熊充さん(43)だ。大熊さんは5年前に「高齢者が働ける場所を作りたい」と、この事業をスタートさせた。創業当時から会社を支えるビジネスパートナーが國武トキエさん(77)。商品開発の企画から生産までを担うトキエさんは「うきはの宝」になくてはならない存在だ。

大熊さんがどんな人かおばあちゃんたちに聞いてみた。

國武トキエさん(77)「変な人!次々次々といろんなことを考え出して。ばあちゃんたちを振り回す。振り回すのが趣味なようで(笑)」

「うきはの宝」社長 大熊充さん「振り回すのが趣味じゃなくて振り回すのが仕事(笑)」

最終更新日:5/21(火)14:59 RKB毎日放送

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6501799

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