市役所に米粉製粉機 ブーム再燃?

日本人の食に欠かせない「米」。その「米」の消費拡大を目指して、倉敷市(岡山県)があるサービスを始めました。市民のニーズも高く、提供される期間の延長も決まりました。果たしてそのサービスとは?



■市役所に現れた「米粉製粉所」

倉敷市役所に設置されているのは。。。【画像(1)】は一見ATMのようですが、その正体は、何と「米粉製粉所」です。

去年10月、倉敷市は住民票などを自動交付していた施設を改装して、「市民が持ち込んだ米を無料で米粉に製粉するサービス」を開始。先月末までに1056件、2600キロ以上を製粉しました。

当初、設置は3月末までの予定でしたが、ニーズの高まりを受けて期間を延長。倉敷市役所に米を持参すれば、後日、製粉された米粉を無料で受け取ることができます。このサービス、市民にとって何が魅力なのでしょうか?

(利用者)
「お店で買ったら結構米粉は高いでしょ。家にあるお米でできるから」

(利用者)
「真備に住んでるんですけど、被災した時に毎年お米をいただくようになって、それが去年のが残っててちょうどいいなと思って」

■「米粉」に力を入れ始めた倉敷市 

倉敷市がいま市を挙げて取り組んでいるのが、この「米粉」の普及です。パンフレットを作成して小中学校に配り、子供たちへの啓発を行ったほか、ホームページも立ち上げました。米粉を使った商品を販売するイベントも開催しています。

(倉敷市農林水産課 武和幸さん)
「小麦粉の代替原料として米粉を普及させていこうと。それに伴って倉敷市のお米の普及拡大を狙いとしております」

■米粉のニーズ高まる ここにきてなぜ?

ここに来て、全国的に米粉のニーズが高まってきているといいます。吉備中央町にある製粉会社「シーワン」です。岡山県内で栽培された米粉用米を中心に商品を生産しています。

シーワンによりますと、かつて2010年頃に米粉のブームが訪れたと言います。当時は主にパンの原材料の小麦の代わりとして使用されていました。しかし、そのブームも長くは続かなかったということです。

最終更新日:5/13(月)9:54 RSK山陽放送

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6500879

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