水出し紅茶ティーバッグ市場が近年拡大している。最需要期である4-9月の家庭用水出し紅茶ティーバッグ市場は昨年、2ケタ増で2億円を突破したとみられる。
トップシェアを握るのは三井農林の「日東紅茶水出しティーバッグ」シリーズで、春夏は、「アールグレイ」「トロピカルフルーツ」「ピーチティー&ローズヒップ」のシリーズ全品ともに前年を大きく上回り好調に推移した。
その好調要因について、企画グループ商品企画・マーケティングチーム商品企画ユニットの大槻裕介氏は「マイボトル需要や夏場の猛暑日で年々伸びているが、昨年はこれにプラスしてコロナ禍で大きな伸びを示した。在宅勤務中にチビチビ飲まれる需要が生まれ、ペットボトル飲料からのシフトが起きたとみられ、明らかに間口(飲用層)が増えている」と説明する。
最終更新日:2/28(日)12:12 食品新聞