小林製薬が、「紅麹」を含んだサプリメントを摂取した人の健康被害が相次いでいる問題を受けて、2025年度の新卒の学生などを対象にした社員の採用を休止したことがわかりました。
この問題では、「紅麹コレステヘルプ」を摂取していた後に亡くなった人が5人いることが判明しているほか、4月1日時点で、入院している人が166人、医療機関を受診した人が877人いると確認されています。
小林製薬によりますと、今年度はグループ会社を含む6社で、あわせて81人の新入社員が入社していて、辞退者は出ていないということですが、1日に予定されていた入社式は中止されていました。
小林製薬は来年度の採用活動をすでに始めていましたが、健康被害の拡大を受けて、応募していた学生には3月29日に採用活動の休止を伝え、30日に採用サイトでも伝えたということです。
小林製薬は、今後の採用活動については「今後の状況をみて判断する」としています。
最終更新日:4/3(水)13:42 読売テレビ