小林製薬の「紅麹原料」を使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、原料は生産する約8割が他社向けに販売されていたことが分かりました。販売先は国内外の飲料・食品メーカーや原料商社など52社にのぼるということです。原料を使用する日本酒や米菓子などで自主回収が相次いでいます。
小林製薬は機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した少なくとも13人(40代から70代の男女)が腎疾患などの症状を発症したということで、商品に想定しない成分が含まれている可能性があるとして3商品を自主回収すると発表しました。
小林製薬によりますと、自社で生産している紅麹は自社製品への使用は約2割で、約8割が他社向けに販売していて、販売先は日本国内と台湾の飲料、食品メーカーや原料商社など52社だということです。小林製薬は、各社に健康被害が出る恐れがあるとして、使用を中止するよう連絡をしたということです。また、他社向けへの販売は2016年から開始したということです。
最終更新日:3/24(日)19:02 MBSニュース