大阪の名物「551蓬莱の豚まん」に異物が混入していたとして、運営会社の「蓬莱」が16日に製造した「豚まん」「チルド豚まん」を自主回収すると発表しました。さらに17日にも工場内で製造中の商品から樹脂が見つかったため、再度販売を中止し、自主回収するということです。
蓬莱によりますと、16日午後0時半ごろ、大阪市浪速区の工場で、従業員が豚まんを包む作業をしていたところ、透明な樹脂のようなものが具に混入していることに気がつきました。
これを受けて、蓬莱は16日、異物が混入した可能性のある約20店舗で対象商品の販売を中止していましたが、購入した客や他の店舗の従業員からも「(豚まんに)樹脂が入っていた」などと複数の連絡があったということです。
その後、工場内を確認したところ、玉ねぎを洗浄・カットするライン上の水はね防止の樹脂カバーに欠損が確認され、この樹脂が混入したと判明しました。
蓬莱では、ラインの洗浄作業を行い、17日は通常通り製造・販売を行っていましたが、午後になって、再び工場内で豚まん包む作業中に、従業員が樹脂のようなものを発見したということです。
蓬莱は、17日午後3時ごろから、全店で豚まんの販売を中止しています。
樹脂を誤って食べた場合、吸収されずに排出されるため、健康に影響はないとしています。
自主回収の対象は16日および17日に製造・販売された「豚まん」「チルド豚まん」で、手元にある商品やレシートを着払いで返送すれば、返金の対応をとるということです。
蓬莱は「お客様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けいたしますことを深くお詫び申し上げます。今後このような事態が発生することのないよう、一層の管理体制の強化に努め、万全を尽くす所存でございます」とコメントしています。
■該当商品:2024年3月16・17日製造の「豚まん」「チルド豚まん」
■送付先:〒556-0022 大阪市浪速区桜川4丁目2番5号「株式会社551蓬莱 品質管理室 宛」
■問い合わせ先:551蓬莱 品質管理室(06-6567-0551)
最終更新日:3/17(日)20:00 読売テレビ