イカナゴ漁解禁1日で終了 播磨灘

兵庫県は漁業関係者らとの会議を行い、11日に解禁されたばかりの播磨灘でのイカナゴ漁について、わずか1日で今年の漁を終了することを決めました。今年の資源量は近年の不漁の中でも「最低レベル」と予測されていて、大阪湾ではすでに、今年の漁を自主休漁することが決まっています。

 会議後、育波浦漁業協同組合(兵庫県淡路市)の片山守組合長は、「来年以降を考えれば、今の現状で漁を続けたらもっと少なくなる可能性が高い。関係者の皆さんが危機感を持って漁の終了を決めた。1日で漁を終了するのは播磨灘では初めてなので、不安な中ではあるが、イカナゴを少しでも残すための努力はしていかないといけない」と話しました。

 イカナゴ漁は、シラスによく似たイカナゴの稚魚の「シンコ」を2隻の漁船で群れを追いながら網を引いていく「船びき網」での漁が大阪湾や瀬戸内海の各地で行われ、水揚げされたイカナゴはくぎ煮や釜揚げされたものが食卓に並び、春の訪れを告げる風物詩となっています。

最終更新日:3/11(月)20:27 読売テレビ

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6494404

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