希望退職215人 ワコールの苦悩

日本の大手老舗下着メーカーが危機に瀕している。ワコールホールディングス(HD)は2月26日、中核会社ワコールで公表していた希望退職の募集結果を発表した。150人程度の募集に対し、215人が応募。希望者は4月30日付で同社を去る。



 「何よりも会社を軌道に乗せて、社員を幸せにしたいというのが一番の思い」。ワコールHDの矢島昌明社長は、構造改革の狙いをそう語る。

 ワコールHDは前2023年3月期、1946年の創業以来初となる最終赤字を計上。今2024年3月期も売上高は前期比3.9%増の1960億円となる一方、営業利益は120億円の赤字(前期は34億9000万円の赤字)と損失が拡大する見込み。希望退職などに係る構造改革費用、 アメリカの買収会社でブランドの事業撤退にかかる減損損失が重荷となった。

最終更新日:3/6(水)14:02 東洋経済オンライン

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6493831

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