追加で料金を払えば、長蛇の行列に並ばず入場できる特別なパスがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのようなテーマパークだけでなく、飲食店にまで広がってきている。飲食店向けのサービスは、レストランの予約・検索サービスや顧客管理システムを展開するテーブルチェック(東京都中央区)が、2月9日に提供を開始した。
パスの名称はそれぞれ「ユニバーサル・エクスプレス・パス」(USJ)、「ディズニー・プレミアアクセス」(東京ディズニーランド・シー)、「TableCheck FastPass(以下、テーブルチェック・ファストパス)」(テーブルチェック)だ。いずれも行列をスキップできるタイムパフォーマンス(タイパ)の良さを重視するサービスという点で、共通している。
USJの広報担当者は、導入の理由を「東京のような遠方から来る人は、そう何度も大阪まで来られない。インバウンドの観光客も、アトラクションに並ぶ時間が短くなれば、効率的に時間が使える」としており、限られた時間を有効に使いたい人向けのサービスであることは明白だ。東京ディズニーランド・シーを運営するオリエンタルランドの広報によると「海外からの来園者によく使われているサービス」という。
最終更新日:3/6(水)6:30 ITmedia ビジネスオンライン