三菱UFJ銀行の労働組合は16日、2024年春闘の賃上げ要求案をまとめた。
基本給を底上げするベースアップ(ベア)を含め、賃上げ率は6%超とした。1990年以来34年ぶりの高水準。近く経営側に提出する。
同行労組の要求方式は、給与と賞与を合わせた「総報酬」ベースで、今春闘での要求にはベアも含まれる。物価高を踏まえ、要求水準は2023年の5.5%程度を上回った。
三井住友銀行の労組も16日、ベアで3.5%の賃上げ要求案をまとめた。これに対し、会社側もベアと定期昇給などを含めた全体の賃上げ率を7%程度とする方針だ。みずほ銀行の労組も近く要求案をまとめる。
りそな銀行と埼玉りそな銀行は、ベアと定昇を合わせて5.8%の賃上げ方針を固めており、労組と協議した上で、7月に実施する予定。
最終更新日:2/16(金)23:11 時事通信