■更新(午後7時20分現在)
JR東日本は23日午後、電力設備故障のため運転を見合わせている東北新幹線の東京-仙台間、上越新幹線の東京-高崎間、北陸新幹線の東京-高崎間のそれぞれ上下線で終日運休すると発表した。24日始発から再開に努める。
JR東日本新幹線統括本部によると、23日午前10時ごろ、東北新幹線上野―小山駅間と上越・北陸新幹線上野―熊谷駅間で停電が発生した。この影響で東北新幹線東京―仙台間、上越新幹線東京―新潟間、北陸新幹線東京―長野間の上下線で運転を見合わせている。係員が現地を確認し、架線が垂れ下がり運転に支障があると判断した。運転再開には「相当な時間がかかる」見込みだという。JR仙台駅の掲示板には、東北新幹線の上りは午後6時まで運転を見合わせることが決まったとの見通しが示された。
23日午後2時現在、東北新幹線のはやぶさなどが相次いで運休している。
各新幹線の折り返し運転している区間は次の通り
【東北新幹線】
仙台ー新青森間
【秋田新幹線】
秋田ー盛岡駅間
【山形新幹線】
福島―新庄間
【上越新幹線】
越後湯沢ー新潟間
【北陸新幹線】
長野―金沢間
■いわき-仙台間で特急ひたちを臨時運転
JR東日本東北本部によると、特急「ひたち9号・22号」は、東北新幹線内での運転見合わせの影響で、いわき―仙台駅間を臨時快速列車として運転する。
■「仕事に影響出そうだが仕方ない」 仙台駅は運転再開待つ利用客で混雑
JR仙台駅の新幹線改札前は同日正午ごろ、運転再開を待つ大勢の利用客で混雑した。東京方面に出張する予定だった仙台市青葉区の会社員安西達矢さん(40)は「仕事に影響が出そうだが仕方ない」と話した。
出産のため仙台市内の実家に帰省していた横浜市の会社員女性(34)は、横浜市内の自宅に戻る予定だった。「生後2カ月の息子も一緒なので、できれば(新幹線)はやぶさで帰りたい。あと1時間たっても状況が変わらなければ実家に戻る」と困惑した様子だった。
最終更新日:1/23(火)19:22 河北新報