ダイハツ工業が不正なデータを使って国の認証を取得していた問題で、斉藤国土交通大臣が、特に悪質な不正を確認した3つの車種について型式指定を取り消す手続きを始めたと明らかにしました。
これを受けてダイハツ工業は「現在、事実関係を確認中でございます。深くお詫び申し上げたい。引き続き国交省の指示に従い、適切に対応してまいりたい」とコメントしています。
国土交通省が型式指定を取り消す手続きに入ったのは、▼ダイハツ・グランマックス、▼トヨタ・タウンエース、▼マツダ・ボンゴの3つの車種で、これらの車種では、本来はセンサーによって衝突を検知して作動させるエアバッグをタイマーで作動させるなど、特に悪質な不正が確認されたということです。
国土交通省は型式指定を取り消すにあたり、1月23日にダイハツ側の意見を聞く「聴聞」を行います。
また、16日午後にはダイハツの奥平社長に対し、道路運送車両法に基づき、組織体制の抜本的な改善を求める是正命令書を手渡すということです。
最終更新日:1/16(火)15:24 MBSニュース