高速道路で追越 正しい走り方は

年末年始、帰省したり、出かけたりする人も多くなる時期です。
車でちょっと遠出をと考える人も多いかもしれません。
こうした中、高速道路の正しい走り方を取材しました。



■高速道路の「追越車線」はずっと走行し続けてはいけない

高速道路の「追越車線」は「車両通行帯のうち、一番右側」を指す言葉です。
高速道路では時折、この「追越車線」をずっと走り続ける車をみかけます。
山形県警察本部高速道路交通警察隊に聞くと、そもそも「追越車線」はずっと走り続けていいところではありません。

高速道路では、「左側端から数えて1番目の車両通行帯を通行しなければならない」ことが道路交通法で定められています。
追越車線以外の車両通行帯で通行ができるのに、追越車線を走行し続けると、交通違反になるということです。
通行帯違反というもので、付加点数1点、反則金は普通車で6000円になります。

では、どのくらいであれば、追越車線を走ってもいいのでしょうか。

■追越車線を走行して良い時間のきまりは“ない”

追越車線を走行して良い時間のきまりがあるのか聞いてみると、
「『〇分までなら走行しても良い』というような決まりはありません」との回答がありました。

しかし、高速隊では「左側端から数えて1番目の車両通行帯を通行しなければならない」という決まりがあること、そして、国家公安委員会が告示する「交通の方法に関する教則」に「最も右側の追越車線を通行して追い越した後は、速やかにそれ以外の車線に戻らなければならない」となっていることをあげ、「追越車線は、追越をするときに走行できるものと考えてください」としています。

追越車線は、“追越するときに走行する”。その後は“速やかに”それ以外の車線に戻る。これがポイントになるようです。

また、追越するための時間や距離はその状況で変わるため、できる限り安全な速度と方法で進行してほしいということです。

■片側3車線以上の道路の場合は?最高速度の遅い順に左から

片側3車線以上の道路の場合、最も右側の車両通行帯は追越のために空けておき、それ以外の車両通行帯を通行することになります。

最終更新日:12/28(木)14:03 テレビユー山形

引用:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6486441

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